標準偏差は「データが平均からどれくらい離れて散らばっているか」を1つの数で表したものです。単位は元のデータと同じなので、感覚的に読みやすいのが特徴です。
計算のしかた
- ① 平均を求める
- ② 各データから平均を引く(偏差)
- ③ 偏差を2乗して合計する
- ④ データ数で割ると分散。標本から母集団を推定するときは n−1 で割る(不偏分散)
- ⑤ 分散の平方根をとると標準偏差
例: テストの点数
5人の点数が 60, 70, 70, 80, 95 のとき、平均は 75 点です。偏差は −15, −5, −5, 5, 20、その2乗の合計は 225+25+25+25+400 = 700。n−1=4 で割ると不偏分散は 175、標準偏差は √175 ≒ 13.2 点になります。
読み方の目安
データが正規分布に近いとき、平均±1標準偏差の範囲に約68%、±2標準偏差に約95%、±3標準偏差に約99.7%が入ります(68-95-99.7ルール)。上の例なら、およそ 62〜88 点に7割の人がいる、と読めます。
標準偏差と標準誤差の違い
標準偏差は「個々のデータのばらつき」、標準誤差(SE = SD / √n)は「平均値という推定値のぶれ」です。nを増やすと標準誤差は小さくなりますが、標準偏差そのものは小さくなりません。ここを混同しないことが大事です。
気づき
n で割るか n−1 で割るかは「手元のデータを記述したいのか、母集団を推定したいのか」で決まる、と整理できました。
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